2021年夏から始めた連載企画「ホンダが消える」を電子書籍にまとめました。連載回数は30回以上を数えますが、大幅に加筆し、再構成しました。「From to ZERO」連載時と重複する部分も一部ありますが、新たな視点を加え、大胆に、そしてちょっとだけ遊び心をスパイスしてホンダ、そして日本の自動車産業の未来について踏み込んだ読み物に仕上げました。
「ホンダが消える」の紹介文
ホンダは何のために存在しているのでしょうか。トヨタ自動車でもない、テスラでもない。この10年間を見ていると、経営判断が大きく揺れ続け、日産自動車の跡をなぞっているかのようです。40年間、ホンダを取材し続けた記憶を綴りながら、ホンダへのラブソングを書きました。著者が主宰するサイトで2021年夏に提唱したソニーとの提携は半年後に実現。当たりました(笑)。単なるラブソングではありません。ソニーとの提携の次にアップル、そしてテスラを超えるホンダの可能性を予見すると共に、日本の産業・企業の近未来を描きます。
目次は以下の通りです。ぜひ購入してください。
第1章 守るモノと捨てるモノ
第2章 クルマも技術も現れては、また消える
第3章 夢と希望はどこへ
第4章「俺の車」は「みんなの車」に負ける
第5章 日産の軌跡を辿るか
第6章 EVが栄光のブランドを消し去る
第7章 世代交代で”らしさ”を再現できるか
第8章 ひとりぼっちの社長が袋小路に迷い込んだ時
第9章 HONDAと本田のはざまで失ったもの
第10章 F1の遺伝子はどこへ
第11章 次代のDNAとは
第12章 ホンダとソニーとアップルの必然
第13章 ホンダがソニーから学ぶこと
第14章 自動運転、エンターテイメントだけじゃつまらない
第15章 ホンダ、ソニー、アップルで「新しいものづくり」
最終章 産業は溶けて消え、”アシモ”リボーン