
恫喝が続く高市・自民政権「ドンガバチョ」から程遠い国民を守らない日本の政治家
岩手県大槌町の蓬莱島。NHK「ひょっこりひょうたん島」の原作者・井上ひさしさんがモデルに選んだ島です。海を彷徨いながら、思わぬ事件や人物と出逢います。毎日、「ひょっこりひょうたん島」を夢中になって見ていた自分にとって実在の世界でした。今でも鮮明に覚えている歌があります。自称「大統領」のドンガバチョが踊りながら、「未来を信ずる歌」で”国民”を励まします。
自称・大統領が励ます歌
- やるぞレッツゴー 見ておれガバチョ
- あーやりゃこーなって こーなるでちょ
- なにがなんでも やりぬくでちょ
- 頭のちょっといいドンガバチョ
- ドンドンガバチョで ドンガバチョ ホイ
- 今日がダメなら 明日にしまちょ
- 明日がダメなら 明後日にしまちょ
- 明後日がダメなら 明々後日にしまちょ
- どこまで行っても 明日がある ホイ
- ちょいちょいちょ〜いのドンガバチョ ホイ
(作詞井上ひさし/山元護久 作曲宇野誠一郎)
大槌町は2011年3月11日、東日本大震災で大津波に襲われ、壊滅的な被害を受けました。年に一度、福島浜通りから三陸沿岸まで車で北上する途中訪れますが、かならず立ち寄るのが三陸鉄道大槌駅に立つドンガバチョの像。「どんな困難であろうと、みんなで乗り越える」。大槌町の歩みを肌で感じながらも、「ドンドンガバチョでドンガバチョ ホイ」と藤村有弘さんが明るく歌う声が蘇り、自称とはいえ「いよ、大統領!」と声をかけたくなります。

ところが、令和の政治家は違いました。国民を励ますことよりも、事実から目を逸らすことに懸命。高市・自民党政権はナフサ不足をまるで流言飛語のように吹聴し、ナフサ不足への対応を発表する企業をヒアリングと称して恫喝します。無謀な権力行使に言葉がありません。
一言一句を捉えて無駄口を叩く気持ちは全くありませんでしたが、再び見苦しい発言を目にしてしまいました。
萩生田幹事長代行の見苦しい発言
産経新聞によると、自民党の萩生田光一幹事長代行はネット番組でナフサは十分足りているとした後、シンナーの流通経路の調査によって「詰まっているところが分かった。本当は業者名を言ったほうが世の中に早く流れるが、それは勘弁してくれということで、今は、ちゃんと容量があるのだから心配せずにお客さんに出してほしいとやっている」と説明したのです。
企業は匿名ですし、詳細は不明です。しかし、ナフサ不足は製造業だけで4万7000社が影響を受けており、シンナーを含め広範囲な製品に及んでいます。街の工務店で尋ねてください。どのくらい困っているのかを教えてくれます。
ナフサ由来の製品供給網についても、実態を理解していないのがわかります。ナフサの国内生産は大手石油元売りによる寡占状態ですが、全体の6割は輸入に頼っており、石油製品のサプライチェーンは複雑怪奇にとても広い。日本のナフサ不足を陰で牛耳るほどの実力者は存在しません。
にもかかわらず、まるで時代劇に登場する悪役「越後屋」のようなワルがシンナー不足を陰で操作し、無謀な利益を稼いでいるかのように発言します。
政治は「萩生田レベル」
しかも、元経産相を経験する実力者だからこそ誰も知らない事実を「自分は知っている」と胸を張る。イソップ童話に登場するカエルが牛のように大きくなりたいと胸を膨らます様と重なります。かつて安倍晋三元首相の応援団だった産経新聞のインタビューですから、安倍派幹部の萩生田氏はつい口が滑ったのかもしれません。仮にシンナー不足を演出している企業がいるなら、企業名公表を優先するのが当たり前。公表しないことで恩を売っているとするなら、その恩はいつ、どんな形で返してもらうのでしょうか。
もっとも、元経産相がこんなレベルですから、高市政権が繰り出す政策も「萩生田レベル」なのでしょう。なんとなく納得しますが、寂しい限りです。日本の政治に期待していけないのでしょうか。いやいや、やっぱり最後はドンガバチョ。希望を捨てるわけにいきません。
- 今日がダメなら 明日にしまちょ
- 明日がダメなら 明後日にしまちょ
- 明後日がダメなら 明々後日にしまちょ
- どこまで行っても 明日がある ホイ

