ポカラのバス停留所前

ポカラで村上春樹の「世界の終わり」の脱出口を見つけてしまった。ナマステ ②

 

8時間、頑張るバス運転手

8時間、頑張るバス運転手

ポカラに到着します。道中、いかにもネパールといった風景を8時間かけて目に焼き付けきました。さすがにカトマンズの都市の空気を忘れかけていましたから、見慣れた日本の農村とほぼ同じ風景が続いても何の違和感も湧きません。生まれ育った青森県や北海道なら、どこにでもあります。

違っていたのはバス停前で待ち構えてたタクシーや荷物運びの客引きでした。彼らにとって外国人旅行客はお金持ちです。文字通り、わっと襲われる感じです。ネパール 語はわかりませんが、「ホテルまで乗っていけ」「荷物を持ってやるよ」ということを言っていると勝手に理解します。

一人の子供が寄ってきました。「ホテルまで荷物を持ってくよ。タクシー代が浮くよ」てな感じのことを英語で話しかけてきます。彼には申し訳ないけど、宿泊先は決めていません。

ケチる気はありません。チップ代などを考えても数ドル支払えば済むのですから。むしろ彼らの生活費と思えば納得するのですが、頼もうにもポカラの行き先が決まっていません。「今から探して歩くからポーターは不要だよ」と断るしかありません。

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