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ホンダが消える67 日産と共同開発 婚約破棄しても信じ合う2人

 安直な恋愛ドラマを見せつけられた思いです。別れろと言われても、好きなる。誰が見ても長続きしそうもない2人ですが、周囲の反対を押し切って強引に婚約。にもかかわらず、信頼したはずのパートナーは「私を馬鹿にしている」と言って別れを告げます。

メディアも冷めた扱い

 ところが、一度握り合った手を放していませんでした。驚きます。復縁といって良いのでしょうか。最初は世紀のカップルと持て囃し、熱い視線で追っていたメディアも同じ思いなのでしょうか。復縁を伝えるニュース扱いが冷めています。

 ホンダと日産自動車は次世代車「ソフトウエア定義車両(SDV)」の基本ソフト(OS)や基幹部品の電子制御ユニットを共同開発することに合意しました。

 2年前の2024年3月、SDVに関する協業に向けて動き始め、同年12月には経営統合にも基本合意。詰めの作業が始まってわずか2ヶ月後の2025年2月には白紙撤回となりました。当時の内田誠日産社長はホンダの三部敏弘社長らが対等の関係を無視し、「馬鹿にしている」と怒りを発していました。

開発投資の負担を軽減するというが・・・

 協業が成功するには、互いの信頼関係が大前提です。その前提が崩れ去ってしまったら、最先端の共同開発が進むわけがないと思うのですが、ホンダと日産は違いました。開発負担が膨大なソフトウェア領域に絞って提携を深める決断を下したそうです。

 日産が出資する三菱自動車も協業に加わるそうです。まあ、三菱自動車は単独で生き残ることができませんから、小判鮫のように日産と一緒に動き回るしかありません。

 ホンダと日産は三菱を加えれば世界販売台数は730万台を超え、開発投資の負担は経営規模の拡大で吸収できるとアピールしていますが、どんなSDV、言い換えればテスラなどに対抗できるEVを開発できるかどうかとは別の話です。

 仮に素晴らしいOSが開発できたとしても、売れるEVとは限りません。ホンダと日産が現在、窮地にあるのは車が売れないからです。そんなホンダ、日産、三菱3社が組んでも、弱者連合と揶揄されるだけ。相当頑張らないと勝ち目はありません。

 ホンダと日産の協業、経営統合に関しては、これまでも色々な角度から書いています。今回の協業、復縁についてもどこまで先行きを読んで良いのかさっぱりわかりません。ご参考になればと考え、サイト内の過去記事をぜひお読みください。一例を下記に紹介します。

ホンダと日産の経営統合、予想通りご破算 EV協業は「M資金事件」みたい 

ホンダが消える39 提携の成算が見えない 日産はGMとは違う

 

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